ペット予防医療センターの診療内容と働き方について
よくあるご質問にお答えします。
A.病気の手前の段階でペットの健康状態を把握し、飼い主さまに最適なアドヴァイスを、また犬・猫には適切な予防医療と簡易診療を行うサービス全般のことを、弊社では「0.5次診療」と呼んでいます。
具体的には、
1.飼い主さまへの問診、犬・猫への視診・触診・聴診
2.予防医療全般:狂犬病予防ワクチン接種、混合ワクチン接種、フィラリア薬の処方、ノミダニ駆虫薬の処方
3.簡易診療:デンタルケア、皮膚・下痢・耳・軽度の感染症等の治療
4.ヘルスケア商品の紹介および処方:食事療法食・デンタルケア商品等の紹介およびび処方
5.飼養相談:しつけや飼養環境等のアドヴァイス
までを各診療所で行っています。
さらに総合病院(ハブ病院)では不妊・去勢手術にも対応しています。
A.大部分の診療所には動物看護師はおりません。診察は基本、先生お一人で担当していただきます。
1次診療を行う総合病院(ハブ病院)には動物看護師が常駐しており、一般の動物病院と同様のオペレーションで共に働いています。
A.0.5次診療を行う大部分の診療所は、予防医療とデンタルケア、皮膚・下痢・耳・軽度の感染症等の簡易診療がメインで、各種バイタル検査や不妊・去勢手術、外科手術全般は行っていません。
各種検査・処置・診療・手術が必要になった場合は、飼い主さまと相談のうえ、大宮総合病院(埼玉県さいたま市)、アニマライフペットクリニック座間(神奈川県座間市)、堺高須総合病院(大阪府堺市)等の1次診療所に移送し対応します。
これらの総合病院では最新の医療機器を整え、一般の動物病院と変わらない診療体制を完備しています。
オペを含む1次診療への従事を希望される方は、弊社の総合病院(ハブ病院)での勤務をおすすめします。
A.診療所は0.5次診療に特化した“小さな診察室”です。その多くはペットショップやトリミングサロン内の一角に開院しています。
一方、ハブ病院はそれらの診療所をサテライトのように束ねて、0.5次診療で賄いきれない疾病の検査・治療・手術にあたる1次診療の総合病院です。
現在、ハブ病院は大宮総合病院(埼玉県さいたま市)、アニマライフペットクリニック座間(神奈川県座間市)、堺高須総合病院(大阪府堺市)の3カ所ですが、今後、埼玉県与野市ほか各地に順次、開院の予定です。
A.0.5次診療を行う各診療には、診察台、顕微鏡、PC、薬棚のほか視診、聴診、触診に必要な器具を配備しています。レントゲンや超音波エコー診断機、酸素吸入器などはありません。
1次診療を行う総合病院(ハブ病院)では、それらに加えて検査や処置・手術に必要な最新の医療機器、医療施設、入院施設等を完備しています。
A.0.5次診療の各診療では行いません。飼い主さまの希望があれば、最寄りの総合病院(ハブ病院)へ移送して行います。
A.原則、一人一診療所を担当していただきますので、比較的自由に診療方針を立てられます。動物と向き合い、飼い主さまとのコミュニケーションをじっくり取りたい先生には、特におすすめの職場環境です。
A.飼い主さまの利便性と獣医師の労働環境の向上を追求した結果、最適な診療時間が1コマ20分間単位であることがわかってきました。
飼い主さまには、待たずに受診でき、診察後の予定が組みやすいというメリットがあります。
また飼い主さま/獣医師双方にとって、20分間1コマの枠内でじっくり話し合い、コミュニケーションを深めてペットと向き合うことができるのもメリットです。
さらに働く立場の獣医師からすると、時間外診察や休日出勤がなくなり、プライベートや他の仕事との両立がしやすいという大きな利点があります。
以上の理由から、弊社では20分間1コマの完全予約制をサービスの基本に置いています。
A.ペットショップに併設の診療所が多いため、初診は1歳未満の仔犬・仔猫が圧倒的です。全体に3歳未満の若い犬・猫が多いのが特徴です。
飼い主さまは老若男女さまざまですが、30~50代のファミリー層や20代のカップルがペットを連れて受診されるケースが比較的目立ちます。
みなさん予防医療にコストをかける方々ですので飼養に対する意識は高く、獣医師との実のあるコミュニケーションを望んでいらっしゃいます。
A.ペット予防医療センターの診療所の多くは、既存のペットショップやトリミングサロン内に開院しています。したがって、診療所を利用される飼い主さまのほとんどはペットショップで仔犬・仔猫を購入されたり、トリミングサービスを受けている方々です。
ショップと診療所がシームレスにつながっているロケーションですので、おのずと店長さん・店員さんと獣医師との連携が不可欠となります。
実際の現場では、動物を愛する者同士、和やかな雰囲気で助け合って仕事をしていますのでご安心ください。
A.はい。各ショップとの間で曜日・時間を決めて、在犬・在猫の生体管理、狂犬病予防ワクチン接種、混合ワクチン接種、マイクロチップ装着、ケンネルコフ等の感染症の治療を行っています。
A.飼い主さまとじっくり向き合って、話し合いながら動物を診ていきたいと考えている方に最適です。
家庭や子育て、他の仕事との両立を検討されている方には、曜日・時間帯を絞ってパートやアルバイトで勤務することができるので、おすすめです。
また、将来の独立開業を見据えて0.5次診療から本格的な1次診療へ進みたいという希望をお持ちの方には、弊社が運営する総合病院(ハブ病院)での勤務をおすすめします。
A.ご心配なく。診療所では、基本、飼い主さま一人と獣医師一人が相対することになりますが、「習うより慣れろ」で、みなさん自然に会話の糸口を見出して信頼関係を作っています。
A.20分間1コマの完全予約制ですので時間外診療はなく、残業もほとんど発生しません。
A.可能なかぎり希望に沿う形で勤務地を決めさせていただいています。
A.1年以上です。総合病院の院長の場合は5年以上とさせていただいています。
A.はい。実際、他の動物病院や研究室で働きながらペット予防医療センターに勤務している獣医師が多数います。
A.診察時間を調整して両立させることは十分、可能です。
A.中学生以下のお子さんをお持ちの方を対象にした弊社独自の制度で、次の条件を満たす方には子育て支援給付金として月2万円を支給します。
・子供が満15歳以下
・土日、月6日以上、出勤
・週3日以上、出勤
・原則1日6時間以上、勤務
(※会社都合でシフトが変更になる場合があります)
A.勤務日数や時間が規定に達しない場合でも、給付金額を減額して支給するなど個別に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
A.当社では将来有望な独立志向の若手先生に対して、病院運営を事業継承してFC展開していただくためのサポートプログラムを用意しています。
お任せした診療所のカルテ数が一定数に達した段階で追加の資本投入を行い、1次診療のための設備を整えます。イニシャルコストはすべて当社でまかない、その後の経営権についてはFC展開の形で一定の割合を獣医師ご本人に持っていただくモデルです。
A.独立開業すれば一国一城の主ですし、ペット予防医療センターの院長職はいわばサラリーマン。一概にどちらが“有利”とは決めつけられません。
ただ、日本の人口が減少に転じ、ペットの数–特に犬の飼育頭数が近年、減少傾向にある点は見過ごせない現実です。
次のグラフをご覧ください。2013年から17年までの数字はペットフード協会が発表した犬の推計頭数、18年から22年まではその数字をもとに当社が算出した頭数の推移です。
それによると、日本の犬は10年間で25%も減ってしまいます(幸い、猫の頭数はあまり変化しないようですが)。
犬の飼育頭数の推移
2013-17年は、一般社団法人ペットフード協会
「平成29年 全国犬猫飼育実態調査/犬 飼育頭数(拡大推計)」による。
2018-22年は、13-17年の平均減少率に基づき弊社が推計。
一方で、動物病院の開業資金は、地域にもよりますが大体3,000万円前後で推移していると言われます。
飼い主が減り、飼い犬も減る厳しい市場環境下にあって、あえて独立開業の経営リスクを負うべきかどうか。ここはよく考えてみる必要がありそうです。
ちなみに、ペット予防医療センターの総合病院に就職する場合、経験と実績にもよりますが、院長職であれば年収500~800万円を保証いたします。検討材料になさってください。
A.本当です。ペット予防医療センターに正社員として就職される場合、現在お住まいの地域から通勤可能な地域への引っ越し費用を弊社規定に基づいて負担いたします。
A.弊社本部に所属の「獣医師サポートチーム」が全国の診療所を巡回し、獣医師の業務全般を手厚くサポートしています。ご安心ください。
A.はい。0.5次診療を行う診療所/1次診療のための総合病院ともに全国各地にさらに拡大展開の予定です。ご期待ください。
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